ミサイルが飛んで危機意識の違いに思ったこと

今朝5時58分に鳴ったJアラート後の、危機意識の希薄さに唖然とする一日だった。

リアルタイム検索の「Jアラート 解除」で拡散されている、あるブログを、
まずは見てください。

select.mamastar.jp
Jアラートが鳴ったのは2回。
はじめがミサイル発射に関する速報。2回目がミサイル通過の速報。

ブログタイトルと、このJアラートの2通をよく見比べ、かつブログを読んでください。
もし、さらっとなんの疑問もたず読んでしまったら、
私は思考停止していると思っています。

気づいた方は、どこがおかしいか判ったと思いますが、実は2通目には「解除」の
情報はどこにもないのです。
ブログ主さんも、なんも疑問も持たずに「解除されるまでの12分」とタイトルに
入れているかと思います。そしてこのブログに共感し拡散をしている方々も、
「解除」の点を全く気がつかれることなく拡散しているようです。

なぜ、こんな事が起こるんでしょうか?

2通目の緊急速報のあと、テレビでは太平洋上に落ちた。と伝えられてますが、
「海上に落ちて日本に落ちなかった。安心」→「解除」と脳内変換されて、
思考停止をしたのだと思います。

①「2通目で避難は解除されていない」
②海上に落ちたとして2発目、3発が発射されるかもと想像が働かない。

今朝は、就労支援事業所の通所日であったため、確認を入れ「通所」と
いう回答に釈然としないまま指示に従った。

通勤、通学の同じ流れに乗りながら、「いつもと変わらない日常を送ろうと
している人達、言葉にならない変さ」を憶えた。

3.11を経験し大川小学校のニュースをさんざん見ているのに、
仕事や学校は命より優先される日常に対して、とても現実離れを感じてしまった。
そして「思考停止」をしてしまっている人達の中に、やはり「思考停止」しようと
している自分がいることが情けなくなった。

危機管理、危機意識は、最悪の事態を想定し考えられる最善の対応が
必要だと改めて感じた。

headlines.yahoo.co.jp

この記事にあるように、鉄道の運転見合わせ、学校の登校時間の繰り下げや休校は、
人命第一の正しい対応だったと思う。

ニュース記事のコメントにも目を通してもらい危機意識を再確認していって
欲しいと思うのです。