バニラエアについての雑感

バニラエアの件、案の定炎上していますが、また雑感をぼつぼつと。
 
1.まず木島氏の取った行動は、多くの障害者の方に生きづらさを残すことになりはしないかと心配しています。
心配している理由として、木島氏の過激な手法は1960年代~1970年代の、「安保闘争」、「あさま山荘事件」や、青い芝の会が起こした「バス闘争」といったことを連想させ潜在的な過激なものへの嫌悪もあると感じます。
 
2.バニラエアと木島氏の間にある見過ごされがちな契約について。
木島氏がバニラエアに搭乗するには、約款や規定に同意の上で契約が必要です。今回の場合、木島氏が同意していないでしょうからバニラエアは契約を無効にできると思います。
資本主義、集団生活においては合意の上で契約成立が原則だと解釈します。
 
3.搭乗拒否の是非について。(合理的配慮に関しては下記にて。)
約款や規定が守れなければ、搭乗拒否は妥当だと思います。
例えば専門外の医師しかいない、設備が整っていない病院では受け入れられない患者は受け入れられません。入院患者が迷惑行為や飲酒など病院規則に反すれば強制退院にもなるのです。
車椅子かどうか関係なく、人としてのルールを守ることは最低限の行為ではないでしょうか。
また、安全面での搭乗拒否でしっくりするツイートまとめがあったのでリンクをしておきます。
 
 
4.合理的配慮について。
障害者差別解消法の合理的配慮は難解なので認識不足があるかもしれませんが、乙武さんのバニラエアの搭乗拒否は法に反すると主張していますが、バニラエアは民間事業者である以上、内閣府のHP、Q5の「民間事業者に関しては努力義務を課した上で、対応指針によって自主的な取組を促すこととしています。」であり、法に反していないと思われます。
※詳しい方、解説お願いします。
 
5.新聞・テレビ報道の忖度について。
新聞・テレビ報道が、木島氏は元電通社員で、バニラエアはTVCMをうってないからなのか報道の仕方に疑問を持ちます。
今回のことだけじゃないけど、若い世代ほど新聞・テレビ報道には不信ばかりではないでしょうか。