【大磯町学校給食】安全で美味しい食育給食を出すのに必要なこと

大磯町の給食問題は「まずい」にはじまり「疑惑のデリバリー方式導入」、そして「異物混入」へと朝起きの髪の毛のようにごちゃごちゃ絡りあってきている。
絡まりをほどき、問題点を一つ一つ追わなければいけないのに、勧善懲悪で犯人を捜し私刑へと報道も世論もなっていることは恐ろしく感じる。

唯一、冷静に捉え、意見を述べる人がまだいることには救われる。

例えば、この元給食営業マンの記事とか。

delete-all.hatenablog.com


しかし、元弁当店をしていた自分からすると、栄養士がメニューと低塩食を業者に指示していることが「まずい」の抜本的な原因の一つと考える。
給食のように大量につくる料理は、食材や調味料、また食材の量や調味料の量がレシピ通りに決まっているため、誰が作っても同じ美味しい味の料理にならなければいけないのである。
コンビニやスーパーの弁当や惣菜がいつも同じ美味しさを保てていることを考えれば容易にわかるものである。

大磯町の2校の給食が、異常に「まずい」のあれば、これは大磯町側の問題である。
もう一度、念を押すがコンビニやスーパーのお弁当や惣菜は、本部の栄養士をはじめとするメニュー開発チームがメニューを開発しレシピを作り各地域の委託業者へ委託しているのである。レシピに忠実だから全国どこでも味は変わらないのである。

報道によると食材は大磯町が(栄養士が)揃えてるようで、もしかすると調味料も大磯町に(栄養士に)よって揃えられているかもしれない。委託された業者は、指示された通りに調理して提供しているだけにすぎないだろう。

元給食営業マンの方は、栄養士の給与にも触れてはいるが、新卒なのか学校給食や病院給食の経験があるのかが不明である。
中学生に減塩食を提供し、ニュースに映った弁当内容から推測すると、病院や介護関係の給食の栄養士をしていたのではと推測がなりたつ。(町長も元医師のようだ)かつ経験者として転職であるなら薄給に応募したのは訳あり考えられるし採用プロセスは怪しいといえば怪しい。業者の選定に疑問があるというのであれば栄養士の選考にも疑問が上がってもいいのではないか。田舎にありがちな町議員や町職員の身内ということはないかと。

もう一点「大磯の中学に安全な給食を」というTwitterが9月14日に突然あらわれている。プロフィールには「神奈川県大磯町の中学校に子供が通っています。」と。

twitter.com
実は、このTwitterを隅から隅まで読んでいると、異物混入の資料や弁当容器のゆるキャラ印刷の発注費用など町役場の関係者でなければ知り得ないことを書いている。

もしかすると、今回の給食問題は、利権や町長派vs反町長派など、根が深いことがあるのかもしれない。
もしそうなれば、そんな大人達に振り回されている子供たちは被害者に他ならないだろう。

※大磯町長、中崎久雄氏は、町長になる前までは、大磯町と関係のない人のようだ。よそ者的な町長なら、かなりの敵がいるのかも知れないと想像できる。
※中崎氏と選挙戦で敗れた、当時の現職町長は、大磯町の小学校、中学校を経て、大磯町役場で勤めた後に町長をしたかたのようだ。

ここまで問題が大きくなってしまったのなら「安全で美味しい食育給食を子供たちに提供する」ためにも、町職員、栄養士、業者、保護者、町民、第三者を交えて、今後について検討をお願いしたい。